吉塚商店街

昭和の雰囲気を色濃く残す場所

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福岡にある商店街の中でも、昭和の雰囲気をそのままに残すレトロな商店街が「吉塚商店街」です。

吉塚は福岡市博多区にあり、JR博多駅から1駅というほどよく離れた距離となっています。

博多市街にも天神地区にも近く、福岡空港からのアクセスもよいので地元の人も多く訪れる活気のある街です。

福岡や博多の街が発展するとともにこの吉塚地区も発展をしてきたのですが、その半面で昭和の頃から変わらずに雰囲気を残し今も営業をしている商店街もあります。

吉塚商店街は大規模な商業施設がどんどんできてきている吉塚駅から通りに入ったところにあって、入り口には歴史を感じさせてくれる「吉塚地蔵尊」の建物と石碑があります。

商店街の入り口にありがちな派手なアーチや電飾看板はなく、質素に「吉塚商店街 第1ブロック通り」と書かれた看板があるのみです。

一歩入ってアーケードを歩くと昔ながらの露天風の個人商店街がずらりと並んでいるのを見ることができます。

お店のたたずまいもそうですがなんといっても目を引くのが昭和らしい看板や広告の作り方で、年配世代にとっては懐かしく、若い人にはとても新鮮な感動を与えてくれます。

薄暗いく狭い路地が特徴的

最近の商店街というと明るい雰囲気やおしゃれなオブジェ、広くて歩きやすい遊歩道といったものが特徴になっていますが、この吉塚商店街ではそんな近代性と真逆の雰囲気をただよわせています。

全長数百メートルくらいの商店街は全体的に薄暗く、街灯には古めかしい蛍光灯が点々とぶら下げられています。

またほかの商店街ではお店のほとんどが飲食店や飲み屋ということもよくあるのですが、この吉塚商店街では衣料品店や生活用品店も多く時々「おや?」と思うような意外なお店を見かけることもできます。

驚くのが商店街で銭湯まで営業していることで、「若桜湯」というお店は明治のころからずっと営業をしている老舗銭湯です。

銭湯内部には開店当時から使われてきたというタイル画も残っており、到底現代の量産型のお風呂ではできそうもないような職人的な装飾があります。

地元の人以外にはちょっと入るのに勇気のいるところですが、中に入っていくほどに奥深さを感じることができる不思議な商店街です。

吉塚に来たなら「玉屋食肉店」

吉塚商店街に来たならぜひ行ってもらいたいのが「玉屋食肉店」というお肉やさんです。

玉屋食肉店は2012年にテレビでも紹介された地元の有名店で、はかた地鶏を取り扱うお店として知られています。

お店では店内で仕入れた肉を切って販売するという昔ながらの方法にこだわっており、お客さんの要望に従い盛り付けなどもしていきます。

ちょっとお腹が減ったら玉屋食肉店のすぐ近くには「てんぷら・コロッケのいわせ」というお惣菜屋さんもあるのでそちらでちょっと食べてみるのがおすすめです。

「てんぷら・コロッケのいわせ」では揚げ物を中心に扱っているのですが、メニューが普通のお惣菜屋さんとはちょっと違っており、クジラや貝柱のフライ、海鮮串といった思わず目移りしてしまうメニューが並んでいます。

もちろんその場で受け取って食べることもできますし、自宅に持って行ってゆっくり食べることもできます。

この界隈にはなつかしい味を守り続けてくれるお店が多いので、たくさん細かく買いたいところです。